ロッテドラ1・松川虎生は史上3人目の偉業も狙えるぞ! ノムさん、谷繫との共通項を解説
高卒ルーキーとは思えない存在感を発揮している。
2日のオリックス戦でロッテのドラ1・松川虎生(市和歌山高)が攻守で活躍した。「6番・捕手」としてスタメンマスクをかぶると、六回まで先発の美馬ら投手陣を好リード。打っても二回にオープン戦初ヒットとなる左前打を放った。
キャンプ中の実戦では17打数7安打、打率.412。正捕手の田村はケガがちとあり、開幕一軍の可能性も十分にある。
■高卒新人開幕スタメンなら16年ぶり
スポーツライターの安倍昌彦氏が言う。
「178センチ、98キロという体形もあってか、腰を落としてミットを構えると体全体が大きなひとつのミットのように見える。これは投手にとっては非常に投げやすい。谷繁さん(元信=元中日)や野村さん(克也=元南海など)のような印象です。キャッチング技術にも優れ、佐々木朗の『160キロ』をきちんと捕球できるのも、高卒ルーキー離れしています。高校時代にDeNAドラ1の小園とバッテリーを組んでいた経験もプラス。小園はカットボールやフォークなどを操り、こちらもアマ時代からプロに近いレベルだった投手。自然と捕球技術が磨かれていたのではないか。打撃もパワーがあり、下半身の関節の柔らかさもあって捕球以外の守備面もいい」