新庄日本ハムの飛び道具は相手にバレバレ…野村采配“信奉”指揮官「弱者の兵法」の勘違い
苦渋の連敗だ。
日本ハムは25日、ロッテに敗れ2連敗。打線は12安打を放ったものの、七回の守備のミスなどで足を引っ張った。
新庄監督が率いる日本ハムといえば、奇襲、奇策が代名詞。交流戦でもセ相手に重盗、スクイズなどをズバズバ決めた。
しかし、そんな「飛び道具」がパ相手にはバレバレ。前日には石井が1打席に2度スクイズを試みるも、外されて三塁走者憤死、同じく外されて三振と三塁走者タッチアウト。3つのアウトを献上し、試合にも敗れた。
新庄監督はこの日の試合前、「スクイズのサインは変えた」とジョークを飛ばしたが、本質はそこではない。
かつて「奇策は弱者の兵法」と言ったのがヤクルトや阪神の監督を歴任した故・野村克也氏。著書では「奇策は8割以上の勝算があって仕掛けるもの」と書いていた。
■野村監督の奇策は“チョボチョボ”だった
そんな野村采配をよく知るヤクルトOBの飯田哲也氏は「世間で言われるほど野村監督は奇策を使っていなかった」とこう話す。