【箱根駅伝予想】早大OB渡辺康幸氏「駒大の3冠阻止して青学大連覇なるか」ダークホースは?
駒大に学生駅伝3冠がかかる年明けの箱根駅伝。青学大はそれを阻止し、2連覇を達成できるか。そこに割って入る大学はあるのか、波乱はないのか。1号車で解説を務める早大OBの渡辺康幸氏(49=住友電工陸上部監督)は大学時代、2区で2度の区間賞を獲得し、1年時には総合優勝に貢献。10年度は母校の監督として学生3大駅伝を制覇している。その渡辺氏が注目の優勝争いや見どころなどについて語った。
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「3冠」を狙う駒大の1強、または「駒大対青学」の2強対決というのが大方の見方のようです。この2校は他校より選手層が厚い上、駒大の大八木弘明監督(64)は大学3大駅伝優勝26回(箱根7回)の名将です。駒大が3冠に挑戦するのは3度目。過去2回(1998年度、2013年度)の箱根はいずれも2位。今度こそ、史上5校目の栄誉を勝ち取りたい。
■注目は「駒大対青学」序盤の主導権争い
原晋監督(55)率いる青学大は、箱根に限れば15年からの8年間で6勝です。両者とも箱根の勝ち方を知っています。
一番の見どころは、その両校による序盤の主導権争いです。駒大は1区に円健介(4年)か篠原倖太朗(2年)を使うでしょう。1区で区間賞が取れなくても2区はエースの田澤廉(4年)で首位を奪い、前回ブレーキの3区でリードを広げたい。その3区には、高校時代に1500メートル、3000メートル、5000メートルの高校記録を打ち立てたスーパールーキーの佐藤圭汰(1年)を起用するのではないか。