【陸上】三浦龍司が3000m障害で日本人初7位入賞も…元陸連幹部が手放しで褒めない理由
メダルは取れなかったが、新たな歴史をつくった。
東京五輪の陸上男子3000メートル障害で、49年ぶりに決勝に進んだ三浦龍司(19)は、この種目で日本人初の7位入賞を果たした。
序盤はスローペースで先頭に立ち1000メートルを2分50秒で通過。その後もアフリカ勢にくらいつくも、徐々に集団の中へ。残り2周で10番目まで落ちたが、ラスト1周は粘りの走りを見せる。ゴールまで200メートル付近でペースを上げ、前を行く選手を3人抜き去り8分16秒90の7位でフィニッシュした。
「入賞できたけど正直悔しい気持ちもある。五輪の舞台で決勝も走れてこの結果をおさめることができたので、目標としていたことはクリアできた。3年後のパリ五輪を目指しているので、7位以上、自分の納得できるような走りをこの3年間で突き詰めていきたい」
三浦はこう語ったが、日本人が過酷な中距離のトラック種目で入賞は立派。それでもオリンピアン(メキシコ、ミュンヘン)で元陸連強化部長の澤木啓祐氏はこう語る。