競歩・鈴木雄介を“殺した”ドーハの酷暑 まさかの五輪辞退

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 本人の落胆は計り知れない。

 東京五輪男子50キロ競歩代表の鈴木雄介(33)がコンディション不良のため代表内定を辞退。22日、所属先の富士通が発表した。補欠の勝木隼人(30)が入れ替わりで代表に内定した。

■慢性疲労で断念

 所属先によれば、2019年世界陸上(ドーハ)の同種目で金メダルを獲得以降、特に20年度に入り回復力の低下が著しく、大会出場を控えて復調を図ってきた。今年の春先から練習を再開したものの、高負荷のトレーニングができず、残された期間で目標とする結果を得るための状態まで仕上げていくことは困難と判断し、出場辞退の決断に至ったという。

 陸連の強化委員長時代、競歩のジュニア選手を強化し、現在の「競歩王国」の礎を築いた澤木啓祐氏(元陸連専務理事)はこの日、鈴木に電話で話を聞いたという。「病院で血液検査を受け、股関節の故障歴があるので整形外科ではレントゲンも撮った。慢性的な疲労感の原因は見つからなかったそうです。来年の世界選手権(米国・オレゴン)には出る、と言ってました。復活を願うばかりです」

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