【陸上】やり投げ北口榛花の原点 単身でチェコへ渡航、パティシエの父が語る思い
3日の女子やり投げ予選に登場する北口榛花(23)は、北海道旭川市で生まれ育った。
■名前の由来はヘーゼルナッツ
榛花(はるか)という名前は菓子作りに欠かせないヘーゼルナッツの和名「榛(はしばみ)」に由来。名付けた父の幸平さんはパティシエとしてアートホテル旭川の製菓料理長を務めている。身長は182センチで、学生時代に始めたバスケットボールと、北口が小学生の頃から一緒に習いだしたバドミントンのどちらも現在なお継続中だという。
「妻も172センチでバスケ経験者。だから、もともと榛花にもバスケをと思い、体づくりのために幼少期から水泳をさせました。小学生になって一時はミニバスもしていましたが、今度はバドミントンに興味が移っちゃったみたいで(笑い)」とは、幸平さんだ。
ラケットをやりに持ち替えたのは、旭川東高校に入学してからのこと。陸上部の顧問だった松橋昌巳氏が当時から170センチを超える北口の体に目を付け、熱心に勧誘したのがきっかけだ。同期の陸上部員はわずか4人。投てき部門は北口を含めてたったの2人だった。