桐生とデーデーを400mリレー代表に選出した陸連の計算

公開日: 更新日:

 とにかく金メダルを狙える種目に力を入れようということか。

 日本陸連が2日、東京五輪の代表内定選手を追加発表。男子400メートルリレーの代表に男子100メートルで日本初の9秒台を出した桐生祥秀、日本選手権の100メートルと200メートルでともに2位だったデーデー・ブルーノを選んだ。

 前回のリオ五輪で銀メダルだった400メートルリレーの代表枠は「5」。100メートルで代表になった多田修平山県亮太小池祐貴はリレー代表も兼ねているため、残る枠は「2」。その2枠にリオ五輪銀のメンバーの桐生と、最も勢いのあるデーデーを選出した。

 リレーは個人種目の代表であれば誰でも出場が可能。つまり200メートル代表で参加標準記録を突破しているサニブラウン・ハキーム、ワールドランキングで200メートルの出場資格を得た飯塚翔太と山下潤もリレーメンバーになり得るが、個人種目の代表でない桐生とデーデーは、リレーメンバーにならない限り出場できない。彼らをリレーメンバーに選んだことによって、本番で400メートルリレーを走るメンバーの選択肢が増えるのだ。

 陸連が原則として100メートル、200メートルの2種目出場を認めていないのも、400メートルリレーへの負担を考慮しているため。それだけリレーにかけているということだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末