著者インタビュー
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「宿帳が語る昭和100年 温泉で素顔を見せたあの人」山崎まゆみ氏
「宿帳が語る昭和100年 温泉で素顔を見せたあの人」山崎まゆみ著 国内には約3000もの温泉地があるが、温泉宿はネット予約が主流になった。QRコードを読み込んでチェックインする宿も増えている。…
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「体験格差」今井悠介氏
「体験格差」今井悠介氏 社会のあらゆる場面で“格差”という言葉が現れる。所得、教育、地域、男女など、枚挙にいとまがないが……。 「子どもの頃の楽しかった思い出といえば、スポーツや音楽、動…
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「家族解散まで千キロメートル」浅倉秋成氏
「家族解散まで千キロメートル」浅倉秋成氏 山梨の実家を取り壊し、家族バラバラに転居することにした喜佐一家。元日早々、引っ越し準備をしていると、倉庫から不審な木箱が見つかった。中に入っていたのは…
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【動画】「シン・防災論―『政治の人災』を繰り返さないための完全マニュアル」鈴木哲夫著
「シン・防災論―『政治の人災』を繰り返さないための完全マニュアル」鈴木哲夫著 もはや自然災害は常軌を逸するレベルだ。能登半島地震の悲劇を徹底取材し、日本災害史をたどり直し、後藤田正晴、石原信…
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「頑張らない介護」のぼる氏
「頑張らない介護」のぼる著 「てめぇ、いい加減にしろよ、本当に勝手なことばっかしやがって!」と、何度ブチギレたかわからない。著者の目の前には、息子の言うことも医者の忠告も聞かない、破天荒な行動を…
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「センスの哲学」千葉雅也氏
「センスの哲学」千葉雅也氏 「ファッションのセンスがいい」「ユーモアのセンスがある」「ビジネスセンスが抜群」。このように褒められると、何か無条件に優れているように感じる。一方、「センスがない」と…
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「ユーカラおとめ」泉ゆたか氏
「ユーカラおとめ」泉ゆたか氏 北海道の先住民族アイヌは、自然界の神が動植物などに宿るという精神性や独特の木彫り工芸などの文化を持っている。多くの人は、そう認識しているのではないだろうか。言語を…
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「山の上の家事学校」近藤史恵
「山の上の家事学校」近藤史恵 新聞記者の中上幸彦が、家に帰った途端に出しそこなった2週間分のゴミに直面する場面から、物語は始まる。脳裏に浮かぶのは1年前に終わった10年間の結婚生活。娘を連れて…
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「鼓動」葉真中顕氏
「鼓動」葉真中顕氏 京王線聖蹟桜ケ丘駅の住宅地にある児童公園で、ホームレスの老女とみられる遺体が発見される。被疑者の草鹿秀郎(48)は容疑を認め、さらに75歳の父親も殺害したと自供。「ホームレ…
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「七帝柔道記Ⅱ 立てる我が部ぞ力あり」増田俊也氏
「七帝柔道記Ⅱ 立てる我が部ぞ力あり」増田俊也著 熱烈な読者をつかんだ自伝的青春小説「七帝柔道記」から11年。待望の続編が出た。七帝柔道は旧帝国大学7校だけに戦前から受け継がれている寝技中心の…
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「"駅酒場"探訪」鈴木弘毅氏
「"駅酒場"探訪」鈴木弘毅著 駅の改札内や駅地下などで営業する「駅酒場」に特化した、ありそうでなかった探訪記だ。 「これまで駅そばの取材をライフワークとしてきましたが、客単価を上げるため…
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「トイレからはじめる防災ハンドブック」加藤篤氏
「トイレからはじめる防災ハンドブック」加藤篤氏 「地震が発生してから3時間以内に約39%の人がトイレに行くんですよ。災害発生直後は混乱していて、ほとんどの人が飲食をしていない。にもかかわらずトイ…
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「二人キリ」村山由佳氏
アベサダという4音を聞けば、誰もが愛する男の局部を切り取って持ち去った猟奇殺人犯をイメージするだろう。センセーショナルな事件だったために、事件にばかり焦点があたり、その人物像については意外と知られて…
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「余白の迷路」赤川次郎氏
「余白の迷路」赤川次郎著 主人公・三木は、50代で妻に先立たれ、60歳で定年になった後に2年ほど会社に残り、息子夫婦と公団住宅で同居している70歳。毎日これといった予定もなく、図書館で美術雑誌…
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「あけくれの少女」佐川光晴氏
「あけくれの少女」佐川光晴氏 舞台は1980年代の広島の尾道。両親と弟とで暮らす小学校5年生の真記には、心配事があった。それは本家の養女話がこっそりと持ち上がっていること。子どものいない伯父夫…
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「きらん風月」永井紗耶子氏
「きらん風月」永井紗耶子著 今からおよそ200年前の文化15年。隠居の身となっていた元老中・松平定信は、お忍び旅の帰途、東海道・日坂宿(現在の静岡県掛川市)の小さな煙草屋に立ち寄った。 …
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「仕事のためには生きてない」安藤祐介氏
「仕事のためには生きてない」安藤祐介氏 ドラマ化された作品をはじめ、数多くの「勤め人小説」を描いてきた著者は、自身も現役の勤め人という二刀流の作家だ。その集大成とも言える最新作は、サラリーマン…
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「中高年が朝までぐっすり眠れる方法」加藤俊徳氏
「中高年が朝までぐっすり眠れる方法」加藤俊徳氏 布団に入ってもなかなか寝付けない、夜中に何度も目覚めてしまうなど、睡眠にまつわる悩みは多い。仕方ないと片付けがちだが、質のいい睡眠がとれない状態…
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「歳時記を唄った 童謡の謎」合田道人著
「歳時記を唄った 童謡の謎」合田道人著 「ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉にとまれ~」 この歌はいわずとしれた、春の歌「ちょうちょ」だが、実は2番があることをご存じだろうか。「おきよおきよ…
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「アンサンブル」志川節子氏
冒頭のシーンが強烈だ。大正元年のある日の早朝、新劇運動の旗手・島村抱月の妻が、家に居候する書生の中山晋平を起こし、手に抱えた用紙の束を指し「これを書き写して」と命じる。晋平はそれらの紙を見て、腰を抜…