権藤博の「奔放主義」
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来季から先発転向 楽天・松井「間違いなく勝てる」の根拠
なにも心配はいらないだろう。 楽天の守護神、松井裕樹(24)が来季から先発に転向することが決まった。高卒2年目から本格的にリリーフを務め、転向後の5年間で通算139セーブ。「現代野球は抑えで…
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人生を戦う同志…異業種の一流の方々との交流で磨いた感性
私事で恐縮だが、2日に「野球殿堂入り祝賀パーティー」を開いていただいた。約200人の出席者の中には歌手の松山千春さん、TUBEの前田亘輝さん、日本プロゴルフ協会の倉本昌弘さん、芸能プロダクション社長…
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清原和博の表情は「微力ながら応援したい」と思わせた
今週の日曜日、清原和博(52)に会った。 大魔神こと佐々木主浩(51)や立浪和義(50)ら、球界OBが集まって行われた沖縄でのイベント。「ドリームマッチ」と称した試合の監督を仰せつかり、清原…
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東大野球部監督に就任 クールな井手ちゃんはうってつけだ
中日の元球団代表、井手峻氏(75)が母校・東大の野球部監督を務めることになった。ドラゴンズで現役時代を共にした彼とは50年以上の付き合いで、年齢は私が5学年上。気安く「井手ちゃん」と呼ばせてもらって…
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戦力差だけじゃない 巨人がソフトバンクに一蹴されたワケ
一方的になった今年の日本シリーズを見ていて複雑な気持ちになった。 セを制した巨人が、パ2位のソフトバンクに0勝4敗。チーム力に差があったのは事実だが、それだけではないと思う。頂上決戦に臨む両…
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故金田正一さん 400勝支えた負けず嫌いと特製野菜ジュース
金田正一さん(享年86)が亡くなった。 実際にはあり得ないのだが、“カネさんだけは不死身”と本気で思わせる存在感を放つ傑物だっただけに、訃報を聞いても信じられなかった。 駆け出しの頃…
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引退で指導者へ 超天才型の阿部に必要なのは反面教師の目
巨人の阿部慎之助(40)が今季限りでの引退を表明した。 私が彼のプレーを初めて間近に見たのは、実はプロ入り前の1999年にまで遡る。シドニー五輪を翌年に控え、野球の日本代表選手がそれぞれ2月…
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中日には松坂がまだまだ必要 私がGMなら迷うことなく残す
旧知の球界、メディア関係者から、中日の松坂大輔(39)について聞かれることが多くなった。 今季は2試合のみの登板に終わり、去就問題が浮上。本人は中日での現役続行を強く望んでいるそうだが、球団…
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人を育て伸ばすとは…ヤクルト村上の開花に小川監督の胆力
ヤクルトの高卒2年目野手、村上宗隆(19)が過去の「怪物」に肩を並べた。今季31本、86打点は本塁打で清原和博、打点で中西太さんに並ぶ、高卒2年目以内のプロ野球記録である。 一方で打率はセ・…
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打者のスイング軌道は変わった 投手も“低め信仰”を捨て去れ
球児が熱戦を繰り広げている甲子園で本塁打が乱れ飛んでいる。 大阪の履正社が1回戦で1試合5発の大会タイ記録をマークすれば、智弁和歌山は2回戦でこれも大会最多タイだという1イニング3本塁打。同…
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無責任で過剰な賛辞は大船渡・佐々木投手のためにならない
無責任なことを言いなさんな、という心境になる。夏の甲子園を前にしたこの時期になると、プロ注目の高校球児がスポーツマスコミを賑わせるのが常だ。やれ「20年にひとりの逸材」だ、やれ「○○2世の長距離砲」…
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巨人独走で大逆転劇も起こり得ない CSはもうやめるべき
巨人が独走状態に入った。リーグの貯金を独り占めにし、2位とのゲーム差は10。このまま逃げ切るとの見方が多いが、追われるものの苦しさというのはある。 横浜が38年ぶりのリーグ優勝、日本一を達成…
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球界のトップにもラグビー森重隆会長のような人材が欲しい
私にとっても、素晴らしい朗報だった。 日本開催のW杯開幕を9月20日に控える日本ラグビー協会の会長に元日本代表の森重隆氏(67)が就任した。実は、新日鉄釜石の全盛期にセンターとして活躍した彼…
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中日根尾が二軍で“ワースト”61三振 それでも感心する真意
そういえば……と、中日のドラフト1位新人・根尾昂(19=大阪桐蔭)のことが気になって、二軍での成績を見てみた。 20日現在、50試合に出場して打率.160、61三振。いずれも、ウエスタン・リ…
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初回で先発代えるラミレス監督の用兵に三浦コーチの心中は
内情は知らない。しかし、投手陣を預かる三浦大輔コーチ(45)の気持ちは察しがつく。 2日の試合で、DeNAのラミレス監督(44)が先発の浜口を1イニングで降板させた。初回に3失点。内野の失策…
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菅野の離脱はチームには痛手だが本人にはむしろプラス
巨人の菅野智之(29)が腰の違和感を訴えて一軍登録を抹消された。 絶対的エースの離脱はチームにとって痛手だろうが、本人にとってはむしろ、プラスに転じるとみている。ここまで、リーグトップタイの…
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小川監督率いるヤクルトで高卒2年目の村上が開花する必然
私が中日の投手コーチに復帰した2012年、最もやりにくかった敵将がヤクルトの小川淳司監督(61)だった。 とにかく我慢強い。ヤクルトの先発投手が試合序盤に失点を重ね、「向こうにはきつい展開に…
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与田監督の投手起用や継投には感心することが非常に多い
継投の基本は「打たれる前に代えること」である。そりゃそうだろう、と思われるかもしれないが、これが案外、簡単ではない。好投している投手は代えづらい。ベンチからすれば、「あと1人」「もう1イニング」と欲…
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新継投策「オープナー」は阪神藤浪にこそいいかもしれない
最初にやるなら彼だろうなと思っていた。 日本ハムの栗山英樹監督が2日の楽天戦で“オープナー”を採用。先発の加藤を1安打無失点のまま3イニングで交代させると、2番手のバーベイトも3回1失点でお…
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MLB日本開幕戦を見て30年以上前のオグリビーを思い出した
マリナーズとアスレチックスの日本開幕戦で、改めてメジャーリーガーたちのプライドを感じさせるシーンがあった。 5本の本塁打が飛び出した初戦。感心したのはスイングスピードの速さや打球の飛距離だけ…