バイデン政権誕生ならいよいよ不透明感が増す「球団経営」
11月3日の米国大統領選挙の投票日まで残すところ1週間となった。
米国の各種世論調査では「バイデン優勢」が伝えられている。これらの世論調査の結果を総合した米国の政治専門ウェブサイトであるリアル・クリア・ポリティクスの集計では、10月10日から23日までの支持率の平均は、民主党のジョー・バイデンが50・8%、共和党のドナルド・トランプが42・7%となっている。
■絶対的ではない両者の差
ヒラリー・クリントンとトランプが争った2016年の大統領選挙でも、最後まで「有利」と報じられたクリントンがトランプに支持率の平均で10ポイント以上の差をつけられず敗退したように、今回も両者の差は絶対的ではないと考えられる。
政界屈指のフィリーズびいきとして知られ、オバマ政権の副大統領時代の2009年にはオリオールズの本拠地カムデンヤーズで開幕戦の始球式を行ったバイデンが当選することは、球界にとって好ましいように思われる。