「何て言ったって日本酒はうますぎる!」酒豪・錦木も及ばない先人たちの飲みっぷり
名古屋場所では32歳の錦木が奮闘した。自己最高位の東前頭筆頭で10勝。2日目に照ノ富士から金星を挙げて一躍注目され、大関候補だった3関脇も倒すなど内容も十分で、殊勲賞を受けた。
場所前、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)から「錦木は巡業の稽古にも欠かさず出てくる。十両まで落ちて(師匠の)伊勢ノ海親方(元幕内北勝鬨)と心配した時期もあるけど、ああいう力士は応援したくなるね」と聞いていたが、地道な努力はどこかで実るものだ。
照ノ富士戦の後は懸賞金の使い道を聞かれ、「安い芋焼酎をたくさん買う」と答えるなど、連日のように酒が話題になった。現役きっての酒好き。「週8日飲む」といわれ、「酒のことばかり聞かれる」とぼやくこともあった。
だが、酒に関しては斗酒も辞さなかった先人たちには及びそうにない。