「R100」大コケは当然か “松本人志監督”に足りないモノ
分かるヤツだけが分かればいい、というのが松本の信条なんだから、映画館がガラガラでも気にすることはない。異常なほどの不入りに吉本興業は真っ青、テコ入れに必死なんて報じられているが、何をいまさらじゃないか。コケることは関係者だって薄々気づいていたはずだ。
「映画監督というのは、どこかとんがっていて、突き抜けたセンスを持っているもの。松本監督が目標にしている北野武監督にしてもそうです。ただ、あまりに監督のセンスが突き抜けすぎると、一般の観客はついていけなくなる。その点、北野監督には、森昌行プロデューサーという“参謀”がいるおかげで、うまくバランスが取れているのでしょう。もしかしたら松本監督はとんがりすぎて、周囲に誰も直言できるスタッフがいないのかもしれませんね」(前田有一氏=前出)
宮崎駿監督にも、鈴木敏夫プロデューサーがいた。“裸の王様”では、ヒットは望めないということか。