テレ朝vs日テレ 視聴率「3冠」めぐり“仁義なき戦い”
「ヨッシャー!」という威勢のいい声が六本木界隈(かいわい)にコダマしている。
3日放送の日本シリーズ「楽天×巨人」第7戦。日本中が手に汗握った熱戦は、瞬間最高45.3%、平均視聴率27.8%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出した。
これにホクホク顔なのが生中継したテレビ朝日。テレ朝は第1戦(22.5%)、第2戦(20.3%)も中継したから笑いが止まらない。
「日本シリーズ中継は抽選ではなく、球団側の推薦で決まる。3戦も中継できたのはこれまでに築いた信頼関係が大きかった。第1戦の視聴率が20%を超えたのは想定の範囲。でも、第7戦までもつれるかどうかは時の運ですからね。でも、結果、7戦を中継できた上、マー君が締めて勝利という最高の形で終えられた。ツキを感じます」(同局幹部)
テレ朝は昨年、年間視聴率で開局以来初のプライムタイム(午後7~11時)1位を獲得(年度はゴールデンとプライムでトップ)。
今年は全日、ゴールデン、プライムで1位を狙う「年間3冠」を目標に掲げている。