「明日ママ騒動」 三上博史の「舌打ち」演技もアダ?

公開日: 更新日:

 日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」騒動は全国児童養護施設協議会が今週会見を開き、日テレが文書で謝罪し、内容を改善する方向を示したことで、ひとまず収拾する道筋だけはできたといえる。

 騒動では主演の芦田愛菜が「赤ちゃんポスト」から取ったニックネーム「ポスト」が盛んに取り上げられ、子供らの残酷な言葉遣いなどが問題視された。しかし、エゲツなさなら、芦田らが引き取られた施設の施設長を演じる三上博史の言動の方が上で、子供らを罵倒し、恫喝するが、こんな施設長は実在するのか。取材はしたのか。いずれハッキリしてほしいものだ。時には「チェッ」とこれ見よがしに舌打ちし、子供らを毛嫌いする様子は見ている者には不快だった。

 そもそもなぜ、あれほどまでに虫けらのように扱うのか、見ていてイマイチわからない。お金のためか、個人的な憎しみなのか。あれでは単なる虐待である。子供を預かる大人があれほどぞんざいに接するのには明確な理由がなければ説得力がない。

 三上は確かに迫力があり、演技派の面目躍如といった感がある。それがアダになったともいえなくないのだが、もう少し配慮すれば、騒動がこれほど拡大することはなかったのではないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動