主演ドラマ好発進 上野樹里の魅力は好き嫌い分かれる“二面性”
「天然」とも「天才」ともいわれる女優・上野樹里(27)の面目躍如だろう。先週11日にスタートした主演ドラマ「アリスの棘」(TBS系)の初回視聴率は14.2%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)と好発進だ。
「前期の同じ枠は観月ありさ主演の『夜のせんせい』で、平均6%台と惨敗。それだけに今回も心配されていた。最近はスマホの普及でテレビ離れが進み、数字が取れないなんて言い訳をする若手スタッフもいますが、さすが上野樹里、客を引っ張れる女優ですね」(TBS関係者)
そんな上野が演じるのは、医療ミスで父親を死に追いやった医師たちに復讐(ふくしゅう)するため、自ら医師になったという新人外科医。06年のドラマ「のだめカンタービレ」で演じた天然ボケのピアニストとは対照的な“ダークヒロイン”だ。
「のだめの天真爛漫(らんまん)なイメージから上野のファンになったという女性は大勢いますが、一方で08年のドラマ『ラスト・フレンズ』で性同一性障害のモトクロス選手といった“陰のある役”も好演している。明と暗という二面性が上野の魅力で、むしろダークヒロインは、はまり役でしょう」(映画ライター)