ギャラクシー賞スピーチで政治批判 女優・毬谷友子の“正義感”
4日に行われた「第51回ギャラクシー賞」贈呈式。受賞の喜びとともに、「世の諸悪の根源は政治だったりするわけで……」と踏み込んだスピーチで、会場をドキリとさせた女優がいた。毬谷友子(54)である。
テレビ部門のギャラクシー賞優秀賞に選ばれたNNNドキュメント「ニッポンの性教育 セックスをどこまで教えるか」(中京テレビ制作)で、ナレーターを担当。昨年5月の深夜帯に放送され、学校でもテレビでもタブー視される「性教育の必要性」を真正面から説き、話題になった番組だ。
この日の毬谷は番組を代表して登壇したのだが、冒頭の発言以外にも、「スタッフさんたちが退社も辞さないガチの覚悟で取り組んだテーマ。テレビ局の上層部に叱られたってつくりたいというその覚悟に惚れた! 私も女優の仕事が来なくなって、ただのオバサンになってもいいと思って取り組みました!!」と、熱弁を振るっていた。日本では欧米のように自分の考えや主張を語らない女優が多い中で稀有(けう)なタイプだ。
■「原発」「憲法9条」にも警鐘