「電波少年」ブレークの“なすび”は出身地の福島市に尽くす日々
毀誉褒貶あった日本テレビの「進ぬ!電波少年」で98年から99年の1年3カ月にわたって“懸賞生活”を送ったなすびさん(39)。その様子がテレビ放映されてたことをまったく知らされておらず、本人が知らぬ間に誰もが知る有名人になっていた。しかし、その企画終了後から徐々に露出が減り、最近はあの長~い顔を見ない。さて、今どうしているのか。
「KFB福島放送で『なすびのギモン』って番組をやらせていただいてましてね。毎週土曜日、放射線量、拡散情報や除染状況をお知らせするんです。あとはボランティア。まだまだ手が足りない。それで通い続けてます」
世田谷線若林駅に近い喫茶店で会ったなすびさん、まずはこういった。巷間伝えられる長さ30センチの顔は神妙そのものだ。
「ボランティアは大震災直後から始めました。行く先々で被災した方が、“なすびクンが来てくれた”と喜んで下さった。福島市出身のボクとしては、その笑顔に触れたら、ジッとしてられませんよ。以来、声がかかればどこへでも行き、何でもしてます」