どぶろっがく語る「もしかしてだけど」ネタに化けた赤貧生活
森) はははは!
江口) それで職場に居場所がなくなったことが、貧乏よりつらかった。そういう経験を積み重ね、後々、「もしかしてだけど~」のネタになっていったんでしょうね。
森) 生活はつねにギリギリ。2人で外でメシ食う時は、牛丼チェーンの値段を比べて20円を節約して。牛丼屋を決めるのに1時間かけてた。
江口) 遠い牛丼屋だと、20円分、腹が減るから意味ないけどね。仕事が入るようになり、「中華食べたいな」と思ったら中華屋に入れるようになったけど。そんな当たり前のことができるようになったのは35歳からかな。
森) 僕ら、コンビより、その前の友達の期間のほうが長いので、貧乏も2人だから乗り切れたのかもしれないですね。
(聞き手=松野大介)
▽森慎太郎(78年10月生まれ)、江口直人(78年4月生まれ) ともに佐賀県出身。04年にお笑いコンビ・どぶろっく結成。09年ごろに「エンタの神様」(日本テレビ系)での「もしかしてだけど~」のフレーズの歌ネタで人気に。