高田延彦の“酒豪伝説” 「飛行機で何十回もおかわりしたら…」
有料ならともかく、無料だからね。普通10杯も頼むとイヤーな顔されるって聞くんだけど、このときは乗客が少なかったから、すぐにお代わりを持ってきてくれた。これを何十回繰り返したんだろう。飲んだ飲んだ。そしてついには品切れ。打ち止めになっちゃった。
でも、酔いつぶれることもなく、ずいぶん得した気分でいい誕生日になったね。
■都内に一軒家が2棟建つくらい使った
さすがに、飛行機に乗って「品切れ」ってのはその時だけだけど、プロレスラーは総じてかなりの量を飲むだろ。普通の人の2倍3倍じゃきかない。だから、飲み放題の居酒屋に行くと、あまりいい顔されないね。
これまた若手時代。新宿・歌舞伎町に「チェスターバリー」っていう、ちょっとオシャレなディスコクラブがあって、同期の連中や先輩たちとよく通ったんだ。
そこは入場料さえ払えば時間無制限で飲み放題、食べ放題。ドリンクは安ウイスキーの薄ーい水割りかカクテル、料理はスナック菓子、フライドポテト、空揚げ、焼きそばみたいなものがメーン。料理らしい料理ってないんだけど、大皿に盛ってあって、お客は立食スタイルで自由に食べたり飲んだりしてよかった。それほど小遣いがない若手でも財布を気にせず遊べるっていうんで暇さえあれば朝までガンガン飲んで食べてた。