高田延彦の“酒豪伝説” 「飛行機で何十回もおかわりしたら…」
高田延彦さん(52)のプロレスデビューは81年。以来、鍛えに鍛えた体と高度なテクニックでプロレス、総合格闘技で活躍し、指導者としても王道を歩いてきた。酒はもちろん豪快!!
「高田さま。たいへん申し上げにくいのですが、お酒がなくなりました」
こう言われたのは米ロサンゼルスから帰国する飛行機の中。忘れもしないよ。デビューの2年後、83年の4月12日。私の誕生日だからね。
当時、まだ若手だった私は、先輩レスラーの付け人として北米遠征にお供して、先に1人で帰国することになったんだ。当然、エコノミークラスだよ。
それで、キャビンアテンダントさんとの会話の中で「実は、機内にいるこの時間が誕生日なんです」と話したら、お祝いにってウイスキーの18年物とか、高級ブランデーとかけっこうプレミアムなお酒をサービスしてくれたんだ。
グラスが空けば「もう一杯、いかがですか」って聞いてくれるから、「じゃあ、お願いします」って。水割りじゃ物足りなくてロックでね。それで最初はシングルだったのが、何度も頼むうちにダブルになり、そのうちナミナミに。