シドニー五輪で涙のんだ女子マラソン弘山晴美さんの引退後
「子供を幼稚園のバスに乗せその足で近くの公園に行くんです。7キロを40分で走り、その後にダッシュを繰り返す。引退したんだから、そんなに追い込まなくてもいいのに、ついスピードを上げすぎちゃったりするんですね。ただ、最近は景色を楽しんだり、音楽を聴きながらゆっくり走れるようになってきました」
さて、弘山さんは国士舘大学卒業後、資生堂に入社。06年、名古屋国際女子マラソンで優勝するなど活躍した。夫の勉氏と二人三脚でガンバる姿が印象的だった。
「現役時代は1日20キロから50キロ走ってました。よくもあんなに、と今になって感心してます、ハハハ」
アトランタ、シドニー、アテネと3度の五輪に長距離選手として出場。00年9月のシドニーの際は、同年1月の大阪国際で世界歴代9位(当時)の2時間22分56秒で2位に入ったにもかかわらず、マラソン選考で落選した。
「シモン選手との最後の競り合いで負けて2位だったので、選考結果には納得してました」
この8月の世界陸上の選考については、どう思っているのか?