「ほほにキスして」の水越けいこさん 亭主“蒸発”後の困窮語る
サザンオールスターズの「いとしのエリー」、小林幸子の「おもいで酒」、山口百恵の「しなやかに歌って」などがヒットした79年、本日登場の水越けいこさん(61歳)が歌った「ほほにキスして」も大いに売れた。あの爽やかな歌声と軽やかなメロディーは今も耳に残っている。しかし、最近はとんと水越さんの歌声を聞かない。今どうしているのか。
「一人息子の子育てのために5年ほどのブランクはあったけど、自分としてはずっと現役のつもり。2年前にシングル『僕の気持ち』を出してるし、今はこの秋発売を目標に23枚目になる新アルバムを制作中です」
西武池袋線東長崎駅から10分のライブカフェ「ひまわりスター」で会った水越さん、まずはこういった。肩まで伸びた栗色の髪に、テンガロンハットのような帽子。ギターを持つ姿がサマになっている。
「ライブも2カ月に1度のペースで東京、名古屋、大阪でやってます。あと、講演会での講師なんてお仕事もあるんです」
講演会?
「実は23歳になる一人息子の麗良がダウン症なものですから、子育ての苦労や学んだことを話してください、ってご依頼が少なからずあるんです。その場合、講演だけじゃもったいないでしょ。で、ミニライブをセットにしてお話しさせていただいてます。おかげさまで、現役の子育て世代はもちろん、『ほほにキスして』をリアルタイムで聞かれたシニア世代の方にも好評なんです」