初の黒人関取・戦闘竜さんは義父設立の会社で超多忙の日々
紺色の制服姿の戦闘竜関、こう言って笑った。
ブログを立ち上げ、自身と会社の紹介、日々の行動をアップしている。
「タイ北東のコラットって工業団地にある従業員約100人の自社工場の運営を任され、2カ月に1度は出張してるんだ。1回行くと1カ月から1カ月半はいるから、アパートを借りてる。製造が滞りなく進んでるかをチェックするのと、現場で起こるトラブルの解決も重要な役目だね。現地の人、ノンビリしてて仕事がゆっくりなんだよ。それでいて、ノルマをこなすために残業させてくれと訴える。日本じゃそれは通用しないし、よく話し合ってヤリ方を変えてもらってるよ」
工場には日本語が堪能な現地スタッフがいるが、戦闘竜関自らが間に入ることで、より穏便にコトが進むらしい。
「日本語が全然できないのに、いきなり相撲部屋に飛び込んだでしょ。で、稽古しながら日本語を覚えた。その経験もあって、現地の人と話すことに関しては、まったく不安はないな。少しずつタイ語も覚えてるし。今度、タイ語のブログを立ち上げようか、ハハハ」