初の黒人関取・戦闘竜さんは義父設立の会社で超多忙の日々
さて、戦闘竜関は03年に大相撲を引退すると、総合格闘技のPRIDEに参戦。K-1のリングにも上がった。
「総合格闘技は楽しかった半面、ハードだったよ。ガチンコのため、2カ月に1回くらいしか試合が組まれない上、脳振とうを起こしてKOされると、60日間は絶対に出られない。結果を出さないと、お払い箱になる可能性もあった。その分、高収入だったけどね。PRIDEとK-1の後はライムの仕事と掛け持ちで、ちっちゃな団体の試合に出た。夕方5時までライムで働き、それからトレーニングだろう。家に帰るのが深夜の1時や2時、これが結構しんどかった。それも一昨年で終わったよ」
大相撲時代は135キロ。総合格闘技出場で106キロまで絞った。今は128キロある。
「趣味はクルマに乗ることくらい。運動不足の典型だね」
友綱部屋では元大関、魁皇の胸を借りて強くなった。この1月、魁皇が友綱部屋から独立、浅香山部屋を起こすと、総合格闘技当時のスポンサーを紹介し、「恩返し」したとか。
記者には「嫁」といい、社内では「万貴ちゃん」と呼んでいる夫人と2人暮らしだ。
「まあ、子供がいない分、2人で気ままにやってる。タイに滞在中は年に2回くらい彼女と合流し、向こうを旅行する。今年のゴールデンウイークはプーケットでノンビリ過ごしたよ」