93年世陸マラソン「金」 浅利純子さんは3人の男の子の母親に
来月、中国・北京で開催される世界陸上競技選手権。本日登場の浅利純子さん(45)は、1993年の世界陸上のマラソンで優勝。ワールドクラスの大会で日本女子陸上選手として初めての金メダリストになった。また、95年の東京国際女子マラソンでは途中で転倒。先頭から60メートル余り離されたにもかかわらず、逆転優勝したレースも印象深い。浅利さん、今どうしているのか。
「結婚の翌年、37歳の時に長男が生まれ、次男、三男と続いた。結婚当初はトシもトシでしたから、あんまり期待してなかっただけに、よもや42歳で三男を産むなんて思ってもいませんでした」
秋田県は鹿角市内のレストランで会った浅利さん、こう言って微笑した。
「男の子だから、散らかしっぱなしの汚しっぱなし。後ろを追いかけながら片づけに追われ、毎日、洗濯や家事にてんてこ舞いです」
細身のショートカットは現役時代のまま。唯一、髪の毛が栗色に変わった。
「現役時代は寝ても覚めても、考えるのはマラソンのことだけ。オシャレなんて無縁でした。それがようやく人並みに気をつけるようになったということです、ハハハ」