前相撲診療所長の林盈六さん 当時の条件は「大関待遇だった」

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 脳卒中などの生活習慣病で50代で世を去る親方も少なくなく、かつての元力士は寿命が短かった。健康診断といっても身長と体重を検査するだけ、なんて時代もあったらしい。そこに血液検査など近代的な医学的測定を取り入れたのが前相撲診療所所長の林盈六さんだ。力士の健康が話題になると、決まって林さんのコメントがマスコミ紙面に載った。今どうしているのか。

東大から出向の形で勤務していた

 林さんと会ったのは二子山部屋の元小結三杉里関がやっている、JR中野駅にほど近い整体治療院「ごっつハンド」。

「三杉里とは現役時代、さほど親しかったわけじゃないんだけど、数年前、相撲雑誌を読んでたら、三杉里が中野で整体院を切り盛りしてて、しかも“ゴッドハンド”と呼ばれるスゴ腕と書いてあるじゃないか。オレも後期高齢者。人間、体の手入れをしないと、どんどん老化が進むからね。で、以来、週に1回通ってるんだ」

 林さんは東大医学部物療内科出身。物療内科とはクスリだけに頼らず、マッサージ、指圧、温泉療法などによって本来人間が持っている自然治癒力を引き出すのが目的の治療法だ。

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