「スター・ウォーズ」旋風仕掛けるディズニーのアノ手この手
3年前の12年11月、米娯楽大手のウォルト・ディズニーはルーカス監督が設立した映画会社「ルーカス・フィルム」を40億5000万ドル(約3200億円)で買収。スター・ウォーズに関する権利も取得した。大枚をはたいたが、それに見合うだけの魅力があるコンテンツなのだろう。
■邦画はどう迎え撃つ?
翻って、邦画勢の有力コンテンツは。
「アニメ『妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』(東宝)。14年年末公開の前作で興行収入78億円を記録しており、今回もそれに匹敵する興行成績が十分に狙える。客層は異なるものの、日米“妖怪ムービー”対決も注目です」(前出の大高氏)
邦画メジャー3社が威信をかける実写作品は、唐沢寿明主演「杉原千畝」(東宝)、内野聖陽主演「海難1890」(東映)、吉永小百合主演「母と暮せば」(松竹)。吹き荒れる「スター・ウォーズ」旋風の中、どれくらい意地を見せるか。
作品の内容もさることながら、例年以上に見どころの多い年末年始になりそうだ。