<第4回>「藤は英語が話せて長身でスマートな彼にぞっこん。言ってみればヒモのような存在でした」

藤圭子は幼いころから浪曲師の父、三味線瞽女の母の門付けに同行し、東北や北海道を中心に旅回りの生活を送り、自らも歌った。お祭り、炭鉱、寺の本堂、旧家の大広間……。貧しいドサ回りの生活。幼いころは雨漏りのするアパートで、姉や兄と肩を寄せ合い、巡業で10日以上、家を空ける両親の帰りを…
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