肉食系自認 お酒が入った高畑淳子に“強引キス”された俳優
まあ、失敗もありましたけど、やっぱりお酒って楽しい。特に若いころ、安いお酒とかおつまみを買ってきて、劇団のロビーで飲みながら、先輩たちからいろいろな話を聞けるのが楽しかった。劇団に昔、女性が12歳上の夫婦がいて、その2人が結婚前、本番の舞台の裏でキスしてたとかね。その女性の先輩は厳しかったので、「あの先輩にそんなことがあったんだ~」なんて思うと気がラクになったり。
先輩の西田敏行さんは浮世絵師の役を演じていた時、相手役に「オレを怖がらせてくれ!」と迫って、着ているトレーナーをビリビリに破いちゃったことがありました。翌日、「ごめんな」って言って新しいトレーナーをあげてましたけど、ああ、役者ってこういう飲み方をするんだって。そういうのを見ているのが好きでしたね。
■家族で芝居の話をするのが楽しい
ここ数年は息子(裕太)もお姉ちゃん(長女・こと美)も俳優になったので、3人で舞台を見にいき、その帰りにお店に行って飲んで芝居の話をするのが楽しい。3人一緒に同じシーンを見ても、反応はそれぞれ違うんです。私は無言でジーッと見ているのに、お姉ちゃんは泣いていて、息子はゲラゲラ笑っていたりする。この違いが面白いですよね。