SMAP解散の決め手になったメリー喜多川氏“親バカ”の一撃
SMAPを国民的人気グループに押し上げ、業界内外からも評価の高かったのがチーフマネジャーの飯島三智氏。しかし、その手腕と実績に対してメリー喜多川副社長は週刊文春のインタビュー(15年1月)で次期社長は娘の藤島ジュリー景子氏であると明言。その上で飯島氏がジュリー氏と事務所内で派閥を形成して対立するなら「SMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう」「私に刃を突きつけているのと同じ」とまで面罵していた。
この時の非情な宣告が飯島氏のプライドをズタズタにし、今年1月の独立騒動に直結したのは疑いようがない。クーデターは未遂に終わったことで飯島氏は事務所を去らざるを得なくなってしまったが、ここが解散劇の最大のポイントと見るのは芸能評論家の肥留間正明氏だ。
「私は飯島君が新入社員の頃から知ってますが、あの子がジャニーズの社長の座を狙うなんてありえない話です。彼女は来年1月になればメンバー全員が40歳を越えるSMAPをいかにアイドルから脱皮させるかということに腐心していた。そのためにはそれぞれの方向性をキチンと考え直すことが必要と言っていただけの話。にもかかわらず、身内可愛さからメリーさんは見誤り、余人をもって替え難い飯島君を切ってしまった。香取君はそこに反発したのだと思います」