ロックスターの名言には「生きるヒント」が盛りだくさん
中年になって、手本になるような上司に恵まれなかったらどうするか。ビートルズのボーカルのポール・マッカートニーは、「僕とジョンは盗作の天才なんだよ」と話していて、ディープ・パープルのギター、リッチー・ブラックモアも「天才でもない限り、人の曲をひたすらコピーするしかないんだ。自分のオリジナリティーを確立する一番の早道はこれだね」と同調する。世界的なスーパースターだって、この意識。サラリーマンも、仕事は成功者のマネをすればいいのだ。
■女性編
「音楽は女性と似ている。理解しようとしたら楽しめない」と語ったのはクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーだ。妻や彼女の気持ちが分からなくても、否定することはない。駆け引きを楽しむ余裕だ。Mr.ビッグのベース、ビリー・シーンだって、「自分の好みじゃない音楽をばかにするのは良くないことだ」と言っている。相手を受け入れる余裕が、恋愛上手の第一歩か。
“氷上のプリンス”フィギュアスケートの羽生結弦は、今季プリンスの曲「レッツ・ゴー・クレイジー」でショートプログラムを滑っている。「失敗で成功するためのものが見える」というプリンスの言葉に共感したようだ。ひとつの失敗が大きく響く競技で、孤高に滑る羽生選手には、その言葉が力になるということなのだろう。「プリンスの言葉 Words of Prince」(秀和システム)の著者、二重作拓也氏が言う。