“滑舌悪い芸人”諸見里大介 極貧下積み時代はネズミと同居
ところが、ヒーターを足元に置き、つけっ放しゅで寝たんがあかんかった。深夜、妙に足が熱い。目が覚めてびっくりでしゅ。なんと、掛け布団が燃えてるやないでしゅか。慌てて火を消し、風呂場で布団に水をぶっかけて気がつきましゅた。「布団、これだけや」……。しょうがないので、しゅばらく寝袋の厄介になったのでしゅが、まあ、火事にならじゅ、やけどもしゅなかったのが不幸中の幸いでしゅたね。
で、NSCを卒業しゅて「ハム」というお笑いコンビを結成しゅたのでちゅが、まあ売れない。難波のカレー屋さんでアルバイトをしゅたものの、お金がないくせにパチンコにのめり込んだりしゅるから、貯金はどんどん目減りする一方。しゅまいにはサラ金から借金をするハメに陥りましゅた。
しょれで、「しゃらに経費節約を!」と、芸人仲間の親戚の家に家賃1万円でルームシェアさせてもらったんでしゅ。ただ、ボロかった。ほんまにオンボロ。隙間風がピューピュー吹き込み、自室は真冬でも外気温としゃほど変わらないのはご愛嬌でしゅ。でも、一番困ったのは天井裏に巣くうネズミが悪しゃしゅることでしゅたね。