香取慎吾の発言から透けた ジャニーズ事務所への強い反発
振り返れば、元SMAPの「解散・独立」の根底にあったのが事務所とメンバーの対立構図。早々に事務所残留を決めた木村拓哉(44)と香取の確執は派生事項に過ぎない。
対立関係にある話は政界も芸能界も世間の関心は高く、メディアもこぞって取り上げる。SMAPもかなりの頻度で報じられたが、当のメンバーはかたくなに口を閉ざしていた。今回の香取の発言は間接的とはいえ、今後のジャニーズとの対立姿勢を鮮明にしたとの見方もできる。
事実、独立組の香取、草彅剛、稲垣吾郎の3人。ジャニーズでは「禁止」になっていたネットを駆使した活動でジャニーズとの直接的なバッティングを避けながら動き出した。
これまでとは違う活動にも3人は「従来の縛りがなくなった」ように生き生きとして見える。この一連の仕掛けをきっかけに、今後の展開を考えているのが、先にジャニーズを退社した元マネジャーのI女史。「芸能界には関わりません」と否定し続けてきたが、それは表向き。裏でしっかり準備するあたりは政治家と変わらない。
特に今回のI女史の動きは小池百合子都知事とかぶる。自民党を出た小池知事。ジャニーズを出たI女史。新たな活動で政界同様、芸能界に旋風を巻き起こそうとしている。