ネックは高額ギャラ 地上波“消滅”の元SMAP3人に新たな壁
「実はジャニーズの意向というより、テレ朝が番組を終了させたがっていたのです。深夜番組は今やどの局も本当に安い制作費でやりくりしています。出演者のギャラも1本5万円という破格のものもあり、『出ていることに意味がある』という言い方もされるレベルなんです。そんな中、草なぎのギャラは1本50万円は下らない。共演のユースケ・サンタマリアも同等でしょうから明らかに高すぎる。同じ3月で終了の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)の香取のギャラも高止まりですから、どちらもお荷物になっていた。ところが昨年9月で3人がジャニーズを退所。ジャニーズ事務所への遠慮が不要になったため、改編期を待って打ち切りになったのです。ジャニーズ側の圧力ではありません」(ジャニーズ担当記者)
■視聴率よりもシビアな「アクセス数」
3人を取り巻く状況は楽観視できない状況で、さらに生き残りをかけたインターネットTVも“命綱”としては心細いという見方もある。
「AbemaTVの運営元はテレビ朝日ですが、昨年の『72時間テレビ』も今回の新番組も、テレ朝のスタッフは制作にタッチしていません。現在の3人の所属事務所社長である飯島女史の判断で自由に番組づくりがなされる環境になっている。しかしながら今後も存続していくかは全て結果、つまりアクセス数次第です。飯島氏はジャニーズ時代、視聴率が悪くてもすぐに番組を打ち切らせたりしませんでしたけど、テレ朝とAbemaTVを共同運営するサイバーエージェントは結果が全然伴わなければ方針を改めるはず。アクセス数という、民放の視聴率よりもシビアな数字を突きつけられる3人は常に崖っぷちなのです」(民放の制作マン)
3人が限定15万部で売り出した2018年のカレンダーが大量に売れ残り、山積みになっているという話もある。なんだかんだいって、地上波での露出がタレントには大事で、見なくなればすぐに忘れられてしまうのが世間の残酷なところ。“新しい別の窓”から見える景色には暗雲が立ち込めている。