こう語るのは映画「武士の家計簿」の脚本でも知られる、作家の柏田道夫氏だ。一方でこんな“懸念”もあるという。
「制作発表のコメンの中に『大河ドラマの原点に戻る』というのがありました。これはたぶん振り子的な反動で、今の大河があまりにも女性視聴者とか現代的な感覚を入れすぎていびつになった反省だろうと思います。ただ、今のNHKが結構、政権に忖度したりしているので、本当に昔ながらの骨のある歴史ドラマにしてくれるか、心配もあるのですが……」
大河ファンは、骨太で雄大な歴史ドラマを楽しみたいはず。忖度など一切ない、新たな光秀の誕生に期待したい。