脚本家との相性抜群…綾瀬はるか「義母」は“逃げ恥”超えも
「4コマ漫画の原作をモチーフに、あそこまでの話に盛り上げていく力量は、さすが、森下佳子氏の脚本です。序盤の亜希子は、森下氏が脚本家デビューして間もないころの『お前の諭吉が泣いている』(01年=テレビ朝日)で描いた主人公の“ケッペキ”(東山紀之)を思わせる、論理的で完璧ゆえに周囲とはズレてしまうコミカルさもあった。森下氏の“師匠”である遊川和彦氏の『家政婦のミタ』(11年=日本テレビ)のような雰囲気もあります」
森下氏といえば、TBS作品では04年の「世界の中心で、愛をさけぶ」、06年の「白夜行」、09年と11年の「JIN-仁-」で綾瀬とタッグを組み、いずれも大ヒット。昨年は大河の脚本も担当したが、やはり、TBSや綾瀬との相性は抜群のようだ。
「ドラマの“感動部分”はセカチューやJINの実績がある。盛り上がりのツボはばっちりでしょう。第5話は放送後に次回予告もなく、あす14日放送の第6話から良一の死後を描く第2章。ここでがっちり視聴者をつなぎ留めれば、“逃げ恥”の最終回20・8%超えも見えてきます。この枠は10月から女性教師と男子中学生の禁断の恋を描く『中学聖日記』(有村架純主演)になりますが、いいバトンタッチができそうです」(亀井徳明氏)
期待は高まるばかりだが、第5話まで小学生だった娘のみゆきは、第6話から高校生に。子役の横溝菜帆からバトンタッチする上白石萌歌のプレッシャーだけが心配だ。