TVドラマ初回直後にネットで“全話見せ” テレ東の戦略とは
ドラマの視聴習慣がガラリと変わるかもしれない。
10月3日にスタートした岸谷五朗(54)主演のドラマ「天 天和通りの快男児」(テレビ東京系、水曜深夜1時35分)が話題になっている。
同ドラマは「カイジ」シリーズなどでおなじみ、福本伸行氏の麻雀漫画の実写版だが、なんと第1話終了直後にテレビ東京やTBS、WOWOWなどが提携する動画配信サービス「Paravi(パラビ)」に全12話を一挙に配信したのだ。
テレビ放送に先駆けて全話をネット配信するのは史上初のようだが、「良い試みだと思う」「理にかなっている」「正解だ」とネット上の評判は上々のようだ。パラビは月額925円(税抜き)で登録月は無料。視聴者の“囲い込み”に成功しそうだ。
パラビを運営する「プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)」に今回の試みについて聞いてみた。
「放送と動画配信サービスの連携の仕方として、番組の見逃し配信などいろいろな形があります。連続ドラマ好きのユーザーの満足度を高めるためにもっと新しい取り組みができないか、テレビ東京と弊社でさまざまな可能性を議論した結果、今回の全話独占先行配信という企画が生まれました」(担当者)