岩崎恭子に擁護論もあるが…別居中なら不貞は許されるのか
まず、不倫報道の前日に発表したタイミング。そこで潔く離婚を明らかにすることで、翌日の不倫記事の印象を弱める効果があった。さらに、不倫を解消したことを説明し、一連の流れを完結させてしまった。
記者会見で聞かれそうな疑問点を自ら公表することで、それ以上の騒動の拡大を結果的に抑えてしまった。実は、報道各社が伝えたのはブログの翌日ぐらいで、会見の要請もなかった。
彼女にしてみれば、メディアで発信していく仕事をしているので反省を見せたわけだが、2020年オリンピック関連で増えるであろう仕事への悪影響を考えたはずだ。これが、不倫相手である、やり手のPR会社役員の助言だったかは知らないが、僕がベストな行動だったという意味が分かっていただけると思う。
もっとも、今回の不倫・離婚問題で、ひとつ気になる部分があった。別居・離婚協議中の恋愛だったのだから、わざわざ恋愛を解消する必要はないのではないかとする意見があちこちから聞こえてきたことだ。婚姻関係が破綻した後の恋愛は、「不貞行為として離婚問題に影響しない」との判例もある。さらに、それをよしとする社会的な雰囲気が出てきているような気がする。まあ、僕たちメディアが、「いいじゃないか」と言い続けてきたこともあるのかなと考えさせられた。