前田耕陽さん脚本の舞台が大成功 打ち上げで号泣したら…
80年代からアイドルグループ男闘呼組のリーダーとして活躍した前田耕陽さん(50)。現在、俳優のみならず、舞台の脚本も手がけるようになったのは初プロデュース公演が成功したのがきっかけ。今も忘れられない涙の「その日」があったから……。
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グループ時代から歌も芝居も好きでしたが、解散後は徐々にお芝居に気持ちがいきましたね。
ドラマよりも舞台が好きです。再婚した奥さん(漫才師の海原ともこさん)が芸人の仕事でずっと大阪だから、「僕が大阪に行ったほうがいいな」と10年ほど前に移住。大阪の人はとにかく笑うのが大好きで、笑いの舞台が多かった。
僕はずっとコメディーが好きだから、やりたい舞台と一致してました。
3人の芝居ユニットをつくり、自作を小さい劇場でやっていくうち、反応が良かったから、「本格的に脚本を書いてみよう」と思いました。それが8年くらい前。
人気劇団を見に行っては打ち上げに参加して人脈が広がり、好きな役者さんに、「一緒にやろうよ」と声をかけた。活躍されてる役者さんがちょっと下の世代だから、僕を知っていてくれて、「ぜひ、やりましょう」と好意的に言ってくれてね。