ハイキングウォーキング鈴木Q太郎が応募した怪しいバイト
■お金がなくて食べられないつらさはダイエットの比じゃない
一番つらかったのは腹が減ること。実家が米や野菜を送ってくれたのでありがたかったですね。30キロの米袋で送ってくれたので、100円マックと松屋の299円牛丼以外は自炊。魚沼産のコシヒカリなので、貧乏なのにうまい米を食べてました(笑い)。
実は上京した時、お笑い芸人になる夢は秘密にしていて、スーパーを辞めた時も親には黙ったまま。バレたのはお笑いを始めて3年ぐらいしてから。1カ月4万6000円の埼玉・川口のアパートの家賃を3カ月滞納したら、実家に連絡がいってしまい、父親から怒られました。
米も野菜も尽きると小麦粉を水で溶いてお好み焼きにしてよく食べていました。まずかったですねぇ。1日3回ステージに立つ日はその自炊さえできなくてつらかった。
楽屋で出されたお菓子やペットボトルは、全部バッグに入れてもらって帰る。ある時、歌舞伎町で警察官に職務質問されてしまい、バッグを開けると中から女装用の衣装とか大量のお菓子やペットボトルが出てきて怪しまれ、その後、新宿駅近くでまた別の警察官に呼び止められてしまいました。「そんなに怪しく見えるんですか」と声を荒らげたら「はい!」とうなずかれて。