宇野昌磨にはハイレベルすぎる「羽生結弦のモデルケース」…アイスショープロデュースを発表も
フィギュアスケートの宇野昌磨(27)が自身でプロデュースするアイスショーを開催すると発表した。昨年5月に現役を引退し、プロに転向。アイスショー参加の傍ら、弟と共にテレビのバラエティ番組に出演するなど、タレント業も務めてきた。
アイスショーのプロデュースといえば、これまで浅田真央や羽生結弦が実施してきた例がある。特に羽生は共演者を置かず、たった一人で滑るワンマンショー。著名なアーティスト、作曲家、振付師とのコラボ、AIやプロジェクションマッピングなど最新技術の駆使で話題をさらってきた。
リンクの大きさに限りがあることから、大規模な会場でのアイスショーは不向きといわれる中、スケーター史上初となる東京ドームでの単独公演を開催。約3万5000人を満員にし、2時間半にわたって12曲をひとりで滑りきった。その後も1万人以上の大規模会場の客席を満員にしてきた。
昨年末に開催した単独公演のひとつ、さいたまスーパーアリーナを例に見ると、チケット収入だけで1公演3億円超。一方、大規模会場は費用もかさむ。氷を張る費用は約1500万円といわれ、約5日間が必要。さいたまアリーナの場合、「開催日は1日1210万円、準備日は1日605万円」と記載があるため、準備日を5日間として3025万円。氷の費用も足すと、リンク費用だけで5735万円がかかる計算。プロジェクションマッピング、照明、音響、ビジョン使用料、演出家やスタッフへの給与を含めると、経費は1億5000万円規模とみられる。それでも黒字だ。