記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”
最後に「また何かありましたら、いつでも聞きに来てくださいね。青山さん」とこちらの名前を呼んで、華奢な手を差し出して握手までするのだ。
しかし、この結婚も2011年ごろに破局。離婚後も生活を共にして、長女の面倒を元夫と見るというスタイルが話題になる。葉月はこれを向けられると「(元夫と)再婚する気はないんですよ」と笑顔で答えていたという。この時期、ジュエリー販売業の男性との交際も報じられ、恋多き女の面目躍如とされたものだ。
そして3度目の結婚である。お相手は50代の大手不動産ディベロッパー幹部で、知人の紹介で知り合い、一気に盛り上がって入籍したのだとか。
葉月は「今回の相手はサラリーマンだし、おカネ目当てじゃない。今までは愛よりおカネだと思ってたけど、やっぱり愛ね」などと友人に語ったというが、相手は昭和の著名作詞家を祖父に持ち、周辺でもひときわ大きな邸宅住まいの金持ち。「やっぱりカネじゃん」との声も上がった。その大邸宅で夫の両親との2世帯での新婚生活を送っていた。
普通ならば、大恋愛や不倫をすれば、大人になるし、最近の言い方をすれば劣化していく。ところが葉月はまるで傷つかないし、汚れもしなければ、衰えもしない。影もない。妖婦というか、妖精か何かの類いにも見えてしまう。つくったり、仕掛けたりするのではなく、本能のまま、天性で生きているような女。
平成の時代も、あまたの女優やタレントが芸能の舞台で脚光を浴びては消えていった。葉月は40代になったが、魔性伝説はまだ続いている。
(聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ)