直撃取材を“仁王立ち”で拒否…酒井法子が見せた度胸と貫禄
東京メトロ丸ノ内線に中野新橋駅から乗車した酒井法子が、国会議事堂前駅で下車し、高いヒールの靴を鳴らして歩いていく。階段を上がって地上へと出るところで、ふいに振り返り、仁王立ちして言った。
「あなた、さっきから私について来てますよね」
移動も仕事もひとりでこなす姿を目撃しており、そうした奮闘を伝えたいのだと取材を申し込んだが、サングラス越しの目はどこまでもきつい。
――これは相当、肝が据わっている。
以前の印象を新たにした。平成5(1993)年に写真誌に交際を報じられた、脚本家の野島伸司氏との関係を取材したときのことだ。マンション地下駐車場から、ポルシェで上がってきたところを直撃すると、ハンドルを握っていた酒井はさらにアクセルを踏み込み、ブンブンと排気音を響かせて押してきた。助手席のウインドーを下げた野島氏が「あんた、どこ? あんたんところ(の番組)なら(取材しても)使えないよ」と、ワイドショーのリポーターに言っている。その通りの展開となって、この直撃はボツとなった。