香取慎吾が日本初個展で見せた“社会の窓”とむき出しの自分
元SMAPの香取慎吾"画伯"(42)の日本での初個展が開催され、ファンを中心に話題となっている。その名も「サントリー オールフリーpresents BOUM!BOUM!BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展」(~6月16日)。BOUM(ブン)は仏語でドキドキという心臓の鼓動を指すが、無論、動悸や息切れを謳ったわけでない。いつもドキドキして興奮冷めやらぬ画伯自身の体内が主なコンセプトだという意思表示である。
本個展の目玉は、国内唯一の回転劇場「IHIステージアラウンド東京」(江東区豊洲)というロケーションを生かした映像作品だ。1日計9回の開演時間が設定され、各回120分の入れ替え制。1公演350人の入場制限を設けているというから、さながらアミューズメントショーか。
実際に会場を訪れた記者は、まず湾曲したスクリーンに客席の回転という三次元の要素を取り入れた画期的な映像表現に驚いた。「芸術とはなにか?」という問いかけから始まり、自分の存在自体と向き合う葛藤や、それを突き抜けようとする意思が強く表れており、初っ端から「香取慎吾アーティスト宣言」を見せつけられる。