K-POPの次なる“本丸”はアメリカ 進化の行方と日本への影響
新アルバムの予約枚数が300万枚を突破し、アジア人では前人未到の人気を持つモンスターグループBTS。5月4日、ロサンゼルスを皮切りに世界8都市を回るスタジアムツアーがスタートした。
その背後をピッタリとマークしているのが、BLACKPINK。4月から本格的にアメリカ進出を果たし、新曲「Kill This Love」のMVはわずか2週間足らずで、なんと2億4000万ビューを突破した。
K―POPグループはこれまで日本でスタジアムツアーをすることを最終目標としてきた。日本のファンの趣向に合った親しみやすいコンセプトで勝負を仕掛けてきたが、これも終焉を迎えつつある。
その象徴がBLACKPINKの新曲。力強くかっこいい女性の姿を描いたミュージックビデオになっている。ヒーロー願望が強く、強い女性が好きな米国ファンのために作られたと言っても過言ではない。
TWICEは、今年の東京、名古屋、大阪で行われたドームツアーのチケットを1分で完売させ、日本と韓国を完全に掌握した。4月22日に7thミニアルバム「FANCY YOU」を発売。今までのコンセプトをがらっと変え、欧米人が好きそうな大人の色気と魅力で勝負してきた。5月からの米国ツアーを皮切りに、アメリカ進出を意識してのものだろう。