K-POPの次なる“本丸”はアメリカ 進化の行方と日本への影響
K―POPグループの本丸が、日本からアメリカへ変わったことにより、コンセプト自体も米国仕様になってきた。今はちょうど過渡期で、さらなる米国進出が進むと、K―POPグループは、「米国型グローバル・グループ」に進化するのではないか。
TWICEやIZ*ONEは日本人メンバーがそれぞれ3人いるが、「米国型グローバル・グループ」は将来的には米国人の加入が予想される。
5月16日からMnetのバラエティー番組「留学少女」が放送される。K―POPを愛する10人の海外出身の少女たちが、韓国で留学生活を送るようだ。注目は少女たちの国籍がアメリカ、ロシア、ウクライナ、ノルウェーなど白人国家が中心だったこと。日本からはAKB48の千葉恵里(15)だけだったことも、K―POPが「米国型グローバル・グループ」に目を向けていることが裏付けられる。
「米国型グローバル・グループ」が誕生する過程では、多くの弊害も生じるかもしれない。EXOや宇宙少女は中国人メンバーの突然のグループ脱退や活動不参加に悩まされてきた。これからもメンバーの独立・脱退や活動不参加、国を超えたトラブルに悩まされそうだが今後のK―POPの進化の過程に注目したい。
(日韓芸能ジャーナリスト・吉岡斗志)