タレント坂本ちゃん 8000万円がスッカラカンも貧乏に恍惚
日本テレビ系の人気バラエティー「進ぬ!電波少年」の企画「電波少年的東大一直線」で一躍人気になった坂本ちゃん(53)。一時は年収8000万円の時代もあったが……。
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「人生山あり谷あり」っていうけど、アタシの過去、ジェットコースターみたいですのよ(笑い)。よく「下積み時代は苦労したでしょ?」って聞かれます。でも、今だってそれほどスケジュールが埋まってない下積み状態だし、昔もそれほど「苦労した」って感覚はないのよね。アタシみたいなドMは「お金ない。お家賃払えない。困ったわ」って精神的に追い詰められた感じの貧乏に、むしろエクスタシーを感じるんです(笑い)。
高校卒業後、実家で引きこもってたアタシが役者を夢見て山梨から上京したのは32歳だった98年でしたの。最初に住んだのは中野区野方。JR中央線中野駅と高円寺駅のどっちにも歩いて15分ほど。こぎれいだけど、廊下を歩くとギシギシ音がする古い古い2階建て木造アパートの1階、ミニキッチン付きの4畳半一間。当然、お風呂なんかなくトイレは共同。トイレの水洗音が丸聞こえなの。お家賃は2万8000円でした。