吉本「契約書なし」にカミついたハリセンボン春菜の正論
闇営業問題に揺れる吉本興業の大崎洋会長が、各メディアのインタビューに答え、「事務所と所属芸人の間には紙の契約書はなく、口頭で契約を交わしてきた」と答えている。
これに反応したのは、吉本所属のお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜(36)。出演する「スッキリ」(日本テレビ系・7月15日放送)で、「口頭でも聞いたことがない。お互い同意してないと契約って結ばれないと思う」とコメントした。
老舗芸能プロの吉本興業で契約書がなかったとは意外だが、ワイドショー芸能デスクはこう語る。
「芸能界はもともとは、“義理と人情”の世界で、ほとんどが口約束、ギャラもどんぶり勘定だったんですよ。今でも役者系、音楽系、お笑い系など、規模の大小を問わずそういうところはありますよ」
しかし契約書がなければ、今回のような場合、「闇営業は契約違反だ」と主張できないうえ、ギャラの取り分や移籍や独立などで問題が起こった場合、トラブルに発展するケースもある。
「移籍を禁じるために、いわゆる“10年契約”などの長期契約を結ばせたり、極端にタレントの取り分の少ない“奴隷契約”が結ばれることもあります。そこで音事協などの業界団体は契約書のひな型を作って推奨しています。音事協所属の大手芸能事務所は、当然、契約書を交わしています」(前出の芸能デスク)