見解はバラバラ…スポーツ各紙のジャニーズ報道を検証する
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が7月9日に亡くなってから間もなく1週間が経つ。
テレビや新聞などではジャニー氏の功績を振り返る特集が組まれた一方で、カリスマ的存在だったジャニー氏の死去が今後、事務所にどんな影響を与えるかの検証も行われているが、各社でバラつきが目立つ。
例えば、日刊スポーツが〈新社長は藤島ジュリー景子副社長就任へ 滝沢秀明氏が育成やプロデュースを〉(7月10日付)と報じ、今後のジャニーズ事務所は2人が両輪となって稼働していくとの見通しを示した。
しかし、週刊誌などは2人の仲が本当に上手くいくかを疑問視しており、今後事務所からの退所者が続出するのではないかとも報道している。
ジャニーズ事務所と付き合いのあるスポーツ紙は"微妙だが触れざるを得ない2つの問題"にどう対処しているのか。在京6紙を読み比べてみると、それぞれのスタンスがわかる。
■各紙を読み比べると…
「東京中日スポーツ」「デイリースポーツ」はジュリー氏が経営面、滝沢氏が育成面を担当するという事実を綴っているのみ。この2紙は他紙と比べ、ジャニー氏関連のニュースにページを大きく割かなかったため、触れなくても違和感はあまりない。