川原ひろしさん 歌舞伎町ぼったくり店で10万円請求される
ロンドンでは「Eat Tokyo」という知人の日本料理店が私の行きつけの店。先日もそこで仲間と飲んでいたら、うっかり隣席のイギリス人のお客さんにワインをこぼしてしまい、お詫びのつもりでその方に焼酎を1本進呈しました。日本酒はポピュラーでも焼酎は珍しいのか、一口飲んだら不思議そうな顔をしていました(笑い)。仕方ないですよね。私も昔は飲めませんでしたから(笑い)。
■母が博多で飲食店を3軒やっていた
先日、母が81歳で亡くなったのですが、私が若い頃、博多で飲食店を3軒経営していました。予備校をサボっては勉強もせずランチを作る手伝いをしてました。昔から料理は大好きなんです。メニューはピラフや焼き肉定食、人気は明太子ウニパスタでした。大叔父(祖父の弟)が辛子明太子の考案者で、業界トップの「ふくや」創業者でして、幼い頃から明太子とは切っても切れない仲なんです。2013年に連続テレビドラマとして放送され、今年、映画化された「めんたいぴりり」は大叔父がモデル。祖父も博多では長者番付常連の実業家で、父は貿易商社の社長でした。それと比べると、私はダメ息子ですよ(笑い)。大叔父は明太子を博多名物にするために特許や商標登録もせず、地域の発展のために尽くした無欲の人。成功した後も節税を勧める周りに「税金はたくさん払わないかん。皆のために使われるんやから喜んで払うべき!」と毅然と言い返したといいます。私にはなかなかマネできないですね。